朝の挨拶おばあさん

おんながいた
としとっていて  ガンだった
死ぬのを待つだけだった
絶望していた

看護婦に無理を言った
医者にわがまま言った
みなりはかまわず
髪もとかさず
自暴自棄な気持ちのままに

病院のまどから
ある朝  つとめにむかう人々を見た
うなだれてとぼとぼと歩く人々
絶望しているのは誰?

絶望の淵から  絶望している人々を励ます使命
おんなは薄化粧して 車椅子の上から声かけた
おはようございます

はじめはとまどっていた  勤め人たちも
おんなのパフォーマンスに  
挨拶と笑顔でこたえるようになった
おはようございます

自分の行為が  勤め人たちに笑顔をよみがえらせた
その事実に  おんなは打たれ
あしたの朝も と思った
ある朝  勤め人たちは思った
あれっ あの挨拶おばあさんは? 

おんなは昨夜死んだ
勤め人たちに声かけている夢をみながら

自分の行為が  勤め人たちに笑顔をよみがえらせた  

その事実を生きがいにして  おんなは昨夜死んだ 
あと3ヶ月 といわれてから  6ヶ月が経っていた




どんな時も、人生に"Yes"と言う――フランクル心理学の絶対的人生肯定法(諸富祥彦著、大和出版)に紹介された実話を詩にしてみました。
この世のどこかに、あなたのことをほんとうに必要としている「何か」があり、あなたのことをほんとうに必要としている「誰か」が必ずいる。そして、その「何か」や「誰か」のために、あなたにもできることがある。

Somewhere in the world, there's something that really needs you, there's someone who literally needs you. And there's something you could do for the "something" or "someone".(英訳:中村叶)


アウシュビッツのき地獄の中で「人間にんげんの卑小さと崇さ」の両方を見み、その地獄にあっても希望を捨すてずに生き抜たVictor Emil Frankl(ビクトール・エミール・フランクル)のこの言葉を味わっていただきたいと思います。
    ♪ あぁ〜、地球のどこかに〜
         あなたを〜 待ってる〜 ひとがいる〜
               (『いい日旅立ち』より、一部改変)

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